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塵も積もれば山となる

レインテックスフライト

登山の三種の神器の一つであるレインウェアから、ザ・ノースフェイスの”レインテックスフライト”のご紹介。登山時の突然の雨はもちろん、変わりやすい山の気温に合わせたレイヤリングにも対応可能なウェアとなっています。ディテールや使用感、実際どれくらいに雨に強いのか?などその詳細を見ていきましょう!

レインテックスフライトとは

レインテックスフライト(RAINTEX Flight)はザ・ノースフェースから発売されている、主に登山時の雨を凌ぐためのレインウェアとなっています。”レインテックス”という呼び名はザ・ノースフェースのレインウェアに総称して名づけられているようで、その1ブランド名となります。

正面・全体
ジャケットとパンツ

スペック

ジャケットとパンツの両方を合わせて600gほど。登山には必需品の道具ですので重さは重要ですが、リュックの底にしまっておいても気になりません。素材は表裏でナイロン100%となっており、耐久性が高く、吸湿性が低いため雨風を防いでくれます。

そしてなんといっても最大の特徴はGORE-TEXを採用していること。(GORE-TEXとは素材の商標名です。WLゴア&アソシエイツが販売。)ナイロン生地に挟まれるようにフッ素被膜加工(ePTFE)されており、外からの雨水は弾き、中からの汗や水蒸気を外に逃がしてくれます。この効果により雨が降る湿気の高い環境でも快適に過ごすことが可能となります。

重さ ジャケット:373(g)
パンツ:230(g)
材質 GORE-TEX® Tricot backer
表:ナイロン100%
中間層:フッ素被膜(ePTFE)
裏:ナイロン100%
耐水 20(D)
機能 ジャケット
– ベルクロ付ファスナーポケット
– ウエスト部分 アジャスター仕様ドローコード
– フード アジャスタードローコード
パンツ
– ウエスト部分 アジャスター仕様ドローコード
– 襟部分 サイドファスナー
正面・ポケット
正面・ポケット

正面の両サイドにはポケットが付いており、スマホなどがスッポリ入るので便利です。ただ、あまり重いものを入れると歩行の際に体に当たって動きにくくなるので、行動食など軽くてすぐに取りたいものを入れておくのがおススメです。

ベルクロテープでしっかり防水
ベルクロテープでしっかり防水

ファスナーやポケット部分など、内部への入り口となる部分にはベルクロテープ(マジックテープ)が付いて二重構造になっているので、十分に雨の侵入を防いでくれます。サイズ調整用のドローコードも各所に付いているため、自分の体系に合った着こなしが可能です。

GORE-TEXタグ
GORE-TEXタグ

内側の首元にはGORE-TEXのタグが付いています。なぜかこのタグが付いているだけで優越感に浸るのは私だけでしょうか。。

雨合羽との違いについて

レインウェアの購入を検討されている方は、良く街で売られている雨合羽(ビニール製の透明なやつ など)と比較されるかと思います。値段の割にキチンと雨を防いでくれるのか?耐久性はどうなのか?など気になる所ですね。

ざっと比較してみた結果が以下の通りです。

  レインテックスフライト 雨合羽
価格 ×
軽さ
耐久性 ×
耐水性
防寒性 ×

価格は圧倒的に違います(爆)。やはり素材の差が値段の差になっており、GORE-TEXとなってくると、さらに上乗せされる形となります。また、重さも10倍以上差があり、かさ張るため、持ち運びの点ではレインウェアは劣るでしょう。特に軽量のバックだと入れるものが制限されるため、代わりに何を減らすか迷う所にもなってしまいます。

と、価格などの面では負けてしまう部分がありますが、やはり性能面では圧倒的に優れています。耐水性はもちろんのこと、しっかりとした作りなので、耐久性もあり、5年以上使用していても殆ど劣化等がありません(使用頻度によりますが)。

撥水の様子
水の弾きは抜群

それともう一つ、これは登山をする上で重要ポイントですが、レインウェアは温度調整にも役立ちます。レインウェアを着るタイミングは雨が降った時になりますが、天候が悪い時は気温も下がる時が多いので、体感温度も低くなります。体温の低下を防ぐ意味でも、レインウェアは重宝します。やはり雨合羽では心もとなく、素材が薄いため、直に雨を受けている感覚で体温も奪われていきます。

加えて、登山で重要なレイヤリングでもレインウェアは使えます。レイヤリングを考えるときに、少し暑い時はベースウェア(伸縮タイツ)、ミドルウェア(Tシャツ)で賄えるのですが、寒くなってきた時に中途半端なアウターウェアを着ると寒さを防げずに困る時があります。
そんな時、レインウェアを代わりに着ると中々の厚手なので、寒さを防げて、いざ雨が降った時も着替えずに済むのでとても便利ですよ。(実際、防寒用に着る方が多いです。)

まとめ

正面・ロゴアップ
雨でも快適な登山ライフを!

雨の登山では必須のレインウェア。レインテックスフライトは雨の時はもちろん、色々な天候で重宝できる素晴らしいウェアとなっています。雨合羽ではちょっと・・・、レインウェアを購入したいけど迷っている、GORE-TEXを体感してみたい!など一つでも当てはまれば参考にしてみて下さい。では、雨の日に山でお会いしましょう(;´・ω・`)。

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